女子プロレス「スターダム」の〝絶対不屈彼女〟安納サオリ(34)が、ワールド王座取りに失敗した。

 年内最終戦となった29日の両国国技館大会で同王者の上谷沙弥(29)に挑戦。ワールド王座に初挑戦の安納は上谷と初の一騎打ちに緊張した面持ちで入場した。

 序盤から上谷ペースに引き込まれたが、上谷のチェーンを奪い取るとコーナーにつるし上げ絞首刑に処した。さらに15分過ぎにはタンタンドル、ジャパニーズオーシャン・スープレックスを炸裂。安納は最後までポテリングで必死にくらいついたが、旋回式スタークラッシャーをくらい3カウントを献上した。

上谷沙弥(右)を攻める安納サオリ
上谷沙弥(右)を攻める安納サオリ

 試合後には上谷に対し「アンタこそこんな顔にさせてさらけ出させて…でもここまでしないと上谷沙弥と向き合えへんもんな。覚えておけ。私は諦めへんからな」と大号泣しながらリングを後に。疲労困ぱいのままバックステージに現れると「この戦いを続けていく中で、私はいつの間にかどんどんワールドのベルトが欲しくなってきて、戦いを通じて上谷を体で感じてたくさん知っていった。上谷が背負ってるものや人を引きつける魅力、私にはないものをたくさん持ってるねん。私はあの子にはなれない。あの子みたいなやり方もできへん」とうつむいた。

 それでも前を向くと「でも私は私のやり方でプロレスを届けたい。私は無愛想かもしれへん…ファンサービスもしいひん、笑顔も振りまかないし、手も振らへん。だけどプロレスが大好き。これから戦い続けるし、リングに立ち続ける。だからこれからも見ていてください。私は諦めないから」と力強く宣言した。