2026年は国際的なビッグイベントがめじろ押しの〝スポーツイヤー〟だ。まず最初の2月のミラノ・コルティナ五輪で躍進が期待されるのが、スノーボード女子ハーフパイプ(HP)で25年世界選手権銀メダルの清水さら(16=TOKIOインカラミ)だ。無限の可能性を秘めるニューヒロイン候補が単独インタビューに応じ、大舞台への思いを激白。所属先の大先輩で22年北京五輪男子HP金メダルの平野歩夢(27)に負けじと、表彰台のテッペンを見据えている。

清水さらの2025年はまさに飛躍の年となった(提供写真)
清水さらの2025年はまさに飛躍の年となった(提供写真)

 W杯に初参戦した昨季は第2戦で優勝を果たすと、世界選手権では堂々の銀メダル。一躍金メダル候補に名乗りを上げた若きスノーボーダーの〝夢〟は〝目標〟へと変わった。

 清水 昨季は「表彰台に1回乗れたらいいな、五輪に出られたらいいな」ぐらいの感じだったけど、五輪という場所に近づいたと思うし、もっと頑張って、絶対に「成績を残したい」という気持ちが大きくなりました。自分の強みは高さだと思っていて、昔から基礎をたくさん練習してきたので、初めて行くスキー場が多かったけど、すぐに合わせてベストな高さを出せるという強みを発揮できたと思います。

 自身のパフォーマンスが上昇するとともに、注目度も右肩上がり。活躍によって背負うものも大きくなったが、動じる様子はない。

 清水 確かに少しプレッシャーを感じることはあるけど、どちらかといったら、プレッシャーに押し潰されるタイプではなくて、プレッシャーを力に変えるタイプ。その分頑張ろうという気持ちにつながっていると思います。自分は本番に強いと思っていて、決勝だったら2本、あるいは3本滑る機会があって今まで出た大会で2回ともこけたことはないです。1本目にこけても「絶対に2本目は出す」という気持ちでやっていて、2本ともこけたことがないのが自信になっています。

 HP界のレジェンド・平野歩夢とは同じ所属先。当初はオーラに圧倒されたものの、日本代表として一緒に遠征を回る中で、多くの刺激を受けている。

 清水 最初は「話しかけていいのかな?」みたいな感じだったけど、いざ話してみたら優しいし、丁寧に話してくれるので、すごくいい先輩です。憧れの存在だし、歩夢くんはいろんな面で他の選手には負けないところがあると思っています。自分は高さが強みと言ったと思うけど、歩夢くんは本当に他の人とは高さが全然違う。そこをすごい尊敬しているし、自分もそれぐらい跳べるようになりたいです。

 五輪出場枠は最大4。昨季と今季のW杯と世界選手権の獲得ポイントの合計で、1月中旬に代表選手が決まる。ギリギリまで激しい争いが続くも、目指すは日本史上最年少の冬季五輪金メダルだ。

 清水 ミラノ五輪で金メダルを取るのが目標です。その後のご褒美はご飯をたくさん食べることですかね(笑い)。食べることがすごい大好きで、全部好きだけど、なんだろうな…。おすしもラーメンも焼き肉も大好きなので、この3つは食べたいです。

まずは五輪出場権を確保したい清水さら(提供写真)
まずは五輪出場権を確保したい清水さら(提供写真)

 ☆しみず・さら 2009年11月12日生まれ。滋賀県出身。両親の影響で4歳からスノーボードを始める。小学5年時の21年全日本選手権で初制覇し、日本女子史上最年少でプロ資格を取得した。昨季からW杯に参戦すると、第2戦で初優勝を果たす。25年2月のアジア大会で頂点に立ち、同年3月の世界選手権では銀メダルを手にした。趣味は編み物で、長距離フライトなどの時間を活用。マフラーやセーターを自作するほどの腕前を誇る。