女子ゴルフの渋野日向子(27=サントリー)にとって2025年は、米ツアー本格参戦4年目にして最も苦しいシーズンとなった。その1年を5回連載で振り返る。第1回は開幕から序盤戦をクローズアップした。
【2025年の渋野日向子(1)】25年を迎えるにあたって大きな決断をした。ピンで揃えていたクラブを契約フリーにし、ボールはタイトリストからスリクソンにチェンジ。これが成績にどう影響するかが序盤の注目となっていた中、今季初戦となった米本土開催の「ファウンダーズカップ」(2月6~9日)は第1ラウンド(R)に107位と出遅れるも、第2Rに67(パー71)と巻き返して50位で予選突破。決勝ラウンドは73、74とオーバーパーを叩き、67位に終わった。
その後はタイ、シンガポールと転戦し、3月に国内ツアー「Vポイント×SMBCレディス」へスポット参戦。ホステスプロとして6位に入って大会を盛り上げ、この時は11月の国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」について「出られるように頑張ります」と語っていたが、後に実現することはできなかった。
再び米本土へと戻った中、3試合連続で予選落ちした中で、メジャー初戦「シェブロン選手権」(4月24~27日)を迎えた。臨戦過程で振るわなくても大舞台の強さに定評はあるが、予選は突破したものの、上位に絡めず44位。ショットにパッティングも課題に挙げ「予選は通ったけど、3日目、4日目に伸ばすことができなった。最低限のクリアはできたけど、悔しい4日間だった」と振り返った。この試合は西郷真央(島津製作所)が、日本人として初制覇を果たした。
メジャーで4日間プレーし後に臨んだのは「ブラックデザート選手権」(5月1~4日)。40位スタートの第2Rに、「自分でもビックリした」2連続イーグルを含む65(パー72)で7位に浮上した。持ち前の爆発力を発揮して波に乗るかと思いきや、第3Rは78の大叩きで62位に急降下し、最終Rも73と落として60位。続く「みずほアメリカズ・オープン」(5月8~11日)も予選落ちだった。
主戦場では低空飛行が続くまま、2024年に2位となったメジャー第2戦「全米女子オープン」へと向かった。












