女子ゴルフの渋野日向子(27=サントリー)は2025年をどう戦ってきたのか。5回にわたって振り返る連載の3回目は19年大会を制したメジャー「AIG全英女子オープン」(7月31日~8月3日)など欧州での3試合に注目した。

【2025年の渋野日向子(3)】24年はパリ五輪開催の影響で、米ツアーの欧州シリーズは変則開催だったが、25年は3連戦に戻った。まずはメジャー第4戦「エビアン選手権」(7月10~13日、フランス)。メジャー昇格前には宮里藍(サントリー)が2勝を挙げ、24年に古江彩佳(富士通)が制覇したが、渋野は5大メジャーで唯一トップ10入りがなく苦手にしている。3試合連続予選落ちで迎えた状況や相性の悪いコースとあって、第1ラウンド(R)を113位と出遅れると、第2Rも巻き返せず、121位であっさり2日間で姿を消した。

 続くは全英女子の前哨戦「ISPS HANDA女子スコティッシュ・オープン」(7月24~27日、英スコットランド)。第1Rに69(パー72)をマークし、第2Rは76と崩れたが、何とか5戦ぶりの予選突破。決勝Rはともに72と伸ばせなかった。それでも久しぶりに4日間プレーできたことを次戦の「全英女子」につなげたいところだったが、現実は甘くなかった。

「全英女子」は歴代優勝者として名を連ねる思い出の大会。22年は優勝争いに加わって3位と健闘したが、その後23、24年は予選落ち。まずは決勝ラウンド進出が現実的な目標になっていた中、第1Rは75(パー72)で105位と大きく出遅れると、第2Rは72にとどまり、3年連続で第3Rに駒を進められなかった。

 渋野は「得たものはないですけど、やっぱり通りたかった試合なので、こういう結果になってすごく悔しいです。まだ試合は続くので切り替えて頑張ります」と言葉を絞り出した。この時は直近6戦で5度の予選落ち。26年シードはおろか、10~11月にかけてのアジアシリーズ出場にも暗雲が漂う不調ぶりとなった。米本土に戻っても悪い流れは変わらなかった。