女子ゴルフ界の人気選手・都玲華(21=大東建託)が1日、「週刊文春」で交際を報じられた石井忍コーチ(51)との交際関係とコーチ契約の解消を発表した。先月27日発売の同誌で報じられた男女の仲は認めた上での〝スピード決着〟。その背景に迫るとともに、交際期間中には「トリプルボギー不倫」が世間をにぎわせていたにもかかわらず関係が続いていたことで、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の限界も指摘されている。

 都はこの日、マネジメント会社を通じて発表した直筆の文書でスポンサーやファンに謝罪した上で、石井コーチとの関係について「石井忍コーチとは、昨年からお付き合いをしておりました。しかし今回の件で、私の一番大事な両親を悲しませることはできないと思い、交際関係およびコーチ契約を解消する事を決断いたしました」と報告。石井コーチも同日、自身のインスタグラムを通じて公表した文書で謝罪とともに関係解消を明らかにした。

 報道内容をあっさり認め、2人が別々の道を歩むことでひとまず区切りをつけた格好。事態収拾を急いだ背景について、あるツアー関係者は「互いの仕事を優先させた結果だったのでは。都プロはファンも多い選手なので、文春の報道はプラスにならない。それにイメージが大切な選手が交際を強行すれば、スポンサー離れにつながる可能性もある。石井コーチもレッスン業に支障が出るのは間違いない」と推測した。

 実際に文春報道後、都が出演予定だったイベントの欠席や中止が1日までに主催者から発表される事態も起きていた。

都玲華(左)を指導していた石井忍コーチ
都玲華(左)を指導していた石井忍コーチ

 女子プロ選手と既婚男性の交際と言えば、3月に同誌で「トリプルボギー不倫」が報じられた。既婚者の男性キャディー・栗永遼氏が、川崎春花(村田製作所)、阿部未悠(ミネベアミツミ)、小林夢果(ヨコハマタイヤジャパン)と不倫していたことが発覚し、5月にはJLPGAから対象者の処分が発表されていた。

 今回のケースと実態は異なるとはいえ、そんな状況を都や石井コーチが知らなかったはずはない。しかもJLPGAは栗永氏らの処分を発表した際に、再発防止策として「選手、帯同キャディー並びに弊協会の理事及び職員に対する定期的なコンプライアンス研修及びリスク管理に関する研修の実施及び強化」などを挙げていた。

 それでも、この手の再発防止策は、最終的に本人の自覚頼みだけに、前出の関係者は「協会がもっと徹底していかないといけない部分もあるだろうが、いくら指導などをしたとしても選手に届かないと意味がない。協会としての対策には限界も出てくるだろう。選手はより高い意識を持ってほしい」と指摘した。

 過去には業界内で女子選手とキャディーやコーチの不倫関係などが噂になりながら、報道に至らなかったケースもある。〝トリプル不倫報道〟後には「こういうことは他にもある」と主張するゴルフ関係者もいたほどで、現在進行形の事例があってもおかしくはない。特に人気選手のスキャンダルは、女子ゴルフ界全体のイメージダウンにつながり、隆盛を誇る国内女子ツアー衰退につながりかねない。

 今後、これ以上の発覚は避けたいところだが、協会側は打つ手なしといったところか。