ニューヒロインの〝素質〟十分だ! 国内女子ゴルフツアーメジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」最終日(11日、茨城・茨城GC東C=パー72)、注目ルーキー・都玲華(21=大東建託)が通算2アンダーの8位で自身初のトップ10入りを果たした。

 レギュラーツアー4戦目。予選落ち、63位、15位と順位を上げていった中、メジャーで自己最高位と大舞台で実力を発揮した。最大の見せ場は最終18番パー5。ラフからの3打目はグリーン奥のカラーまで転がってしまったものの、パターで5メートルをねじ込んでみせた。喜びで思わず跳びはねてしまい「気づいたら跳んでいた。めっちゃ恥ずかしい。あんなに(感情を)むき出しにしたことは私生活でもない」と苦笑いだった。

 プレーを見守った父・英樹さんによると、ジュニア時代から、周囲の視線が集まる最終ホールのバーディー率が高いのだという。3日目も18番で2メートルを沈めてバーディーを決めていた。ギャラリーがより多い最終ホールで強いのは、スターの適性アリだろう。

 男子プロで随一の人気を誇る石川遼(33=CASIO)も、最後に何度も観客を沸かせてきた。メジャーなど大舞台に強い渋野日向子(26=サントリー)も含め同じ系譜と言える。本人は18番のバーディーについて「お客さんがいっぱいの前で、楽しんでもらいたいというのはあった」と頼もしい。

 もちろん、人気、実力を兼ね備えた選手として認められるには、まず1勝が求められるが、指導する石井忍コーチは「初優勝を目指すところで、長くかかってもいいと思っている。焦るとろくなことがない」と長い目で見ている。〝その日〟が来たら一気にシンデレラストーリーを歩み出しそうだ。