女子ゴルフの渋野日向子(27=サントリー)は2025年、厳しい戦いを強いられた。その1年をたどる5回連載の4回目は、いよいよ追い詰められていく終盤戦をクローズアップする。
【2025年の渋野日向子(4)】欧州シリーズの締めくくるメジャー「AIG全英女子オープン」で25年の5大メジャーが終わり、再び米本土が戦いの舞台となった。直近6試合で5試合の予選落ちという悪い流れを断ち切たい中で「ポートランドクラシック」(8月14~17日)に臨んだ。上位に絡むことはできなかったが、4日間戦い抜いて61位だった。
この時点でポイントランキング93位。上位へいくに越したことはないが、状況的にはとにかく予選を突破してポイントを稼ぐことが求められていた。しかし、本人の思いとは裏腹に「CPKC女子オープン」(8月21~24日)、「FM選手権」(同28~31日)、「クローガー・クイーンシティー選手権」(9月11~14日)は予選落ちとなった。
「クローガー」終了時点のポイントランクで日本開催「TOTOジャパンクラシック」を含むアジアシリーズ4試合の優先出場順位から漏れることが確実となった。シーズン開幕当初から「TOTO――」出場の意欲を示していただけに、落胆も大きかった。
それでもシード入りに向けて前を向くしかなかったが〝天〟にも見放された。9月19~21日の日程で行われる予定だった「アーカンソー選手権」では、第1ラウンド(R)は首位と4打差となる4アンダーの34位と発進だったが、第2、最終Rは悪天候で行えず大会は不成立となり、ポイント加算なし。天候には逆らえないとはいえ「すごく大事な試合ではあったので、めちゃくちゃ悔しい終わり方になって残念」と無念さをにじませた。
気を取り直してハワイ開催の「ロッテ選手権」(10月1~4日)へと向かったが、2022年に2位となった大会であっさり予選落ち。シードなどの獲得チャンスはアジアシリーズ明けの「アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン」(11月13~16日」のみとなった。
それまでぽっかり空いたスケジュール。渋野は調整にあてる選択肢を検討した上で、実戦を重視して国内ツアー4連戦を選んだ。











