金メダルへの期待値大だ。2026年ミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権初日(26日、長野・エムウェーブ)の男子500メートルが行われ、森重航(25=オカモトグループ)が34秒36の大会新記録で優勝し、五輪代表を確実にした。
会心の滑りにガッツポーズが飛び出した。最初の100メートルを全体2位の9秒56で通過すると「スタートから進む感じがあった」。中盤以降も力強い滑りを見せ、国内最高記録を樹立した。この日の最終レースで強烈なインパクトを残した森重は「ところどころミスはあったけど、自分のいい形で(コーナーに)入ることを考えたことがタイムにつながった」と振り返った。
今季のW杯は思うようなパフォーマンスを発揮できず、第3戦(オランダ)の3位が最高順位。さらに「ノルウェー(W杯第4戦)で少し調子を崩してしまった」と苦しい時間を過ごすも、課題と向き合う中で成果が一つの形となった。この結果にはスピードスケート関係者も「34秒4を切ってくるとは思わなかった。もともと金メダルは意識していたと思うけど、より近づいてきたんじゃないかな」と目を丸くした。
初出場だった22年北京五輪は同種目で銅メダル。「4年前はどちらかというと勢いそのままという感じ」と振り返るが、現在は「一つひとつ(課題を)潰していって、最高の状態に持っていく取り組みをしている」と心技体で進化中。今後へ向けて、大きな弾みをつけるレースとなった。












