スピードスケート女子で五輪2大会連続メダルの佐藤綾乃(ANA)は、先輩の滑りから刺激を受けている。
26日に行われた全日本距離別選手権(長野・エムウェーブ)の1500メートルでは、エースの高木美帆(TOKIOインカラミ)との直接対決が実現した。同種目で2022年北京五輪銀メダルの高木に対し、佐藤は必死に食らいついた。最後は高木に逃げ切られるも、0秒12差の1分55秒97で2位。レース後には「前に出ることは1回もできなかったけど、ずっと美帆さんが前にいて、美帆さんの力を借りながらも、今の100%の力をしっかり発揮することができた」と手応えを口にした。
今季はミラノ・コルティナ五輪イヤー。W杯前の実戦でエースの滑りを体感できたのは大きなプラスだ。佐藤は「きっと誰がレースを見ても美帆さんの調子がいいとは思わない。やっぱりまだまだここで満足するのではなくて、いい一歩を踏み出せたと思わないといけないけど、まずはレースに対する不安感を払拭できたのが自分にとってはすごく大きな出来事だったと思う」と振り返った。
昨季は思うような滑りができない日々が続いたものの、今季は心技体で状態が上向いている。「昨季とその前と、失いかけていた何かを取り戻せたような気がする。気持ちの部分でも、スケーティングの部分でもそうだし、何か感覚としてつかむことができた」と納得の表情を迎えた。
自身3度目の五輪へ向けて、頂点の景色を知るスケーターに笑顔が戻ってきた。












