好記録も通過点だ。2026年ミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権初日(26日、長野・エムウェーブ)、女子500メートルですでに代表を確実にしている吉田雪乃(22=寿広)が37秒36の大会新記録で初優勝。18年平昌五輪金メダルの小平奈緒さんが持つ記録を更新した。
レース前は「緊張よりも不安で早く帰りたい。クリスマスなのに」と重圧に襲われながらも、ピストルの音が鳴ると体が自然に動いた。最初の100メートルを全体1位の10秒40で通過。中盤以降も伸びやかな滑りで同走の高木美帆(TOKIOインカラミ)に0秒24差をつけた。「どこでスイッチが入ったのかわからないけど、音にしっかり反応して出られた。頭よりも体がしっかり反応してくれた」と声を弾ませた。
25年最後となる500メートルのレースを最高の形で締めくくった吉田に対し、五輪3大会連続代表の及川佑コーチは「やっぱり集中力がすごい。安心して見ていられる」と大絶賛。だが、当の本人はあくまで通過点という認識だ。「上には上がたくさんいる。行けるところまでしっかり伸ばしたい」と気を引き締めた。
年末年始は自宅にいる3匹の愛犬と約2か月ぶりに会い、リフレッシュする予定で「早く犬に会いたい。匂いを嗅ぎたいです」と照れ笑い。約40日後の祭典へ向けて、金メダルロードを突き進んでいる。













