女子プロレス「スターダム」のワールド王座を保持する〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥(29)が、V8戦(29日、両国国技館)で迎え撃つ安納サオリ(34)に怪気炎を上げた。昨年末の両国大会で中野たむから同王座を奪取。1年間防衛し続け同じ場所で王者として防衛戦を行う悪の女王が、〝絶対不屈彼女〟を悪夢へ誘う。
最後の前哨戦となった24日の後楽園大会では8人タッグマッチで安納と激突。一進一退の攻防を繰り広げた末、得意のスタークラッシャーまで決めた上谷だったが、最後は安納に一瞬の隙を突かれ押さえ込まれて3カウントを献上した。前哨戦で安納から直接ピンフォールを奪われたのはこの日が初めて。「このたったの1勝でこの1年沙弥様がやってきた全てがひっくり返ると思ってんじゃねえぞ。どんな思いでやってきたと思ってんだよ。両国で悪夢という現実を見せてやるよ」と言い放った。
大会後取材に応じた上谷は試合後に安納が「ワールド王座」を「ワンダー王座」と言い間違えたことを嘲笑しつつ「自分が挑戦するベルトの名前も言い間違えるヤツがこのワールドのベルトを背負えるとも思えないし、仮にチャンピオンになったとしても、この重みに耐えられるはずがない」と言い切った。
安納の失言について、動揺しているのだろうと分析した上谷は「サオリのいろんな記事を読んだりコメントを見ていると、どこか自信のなさを感じる。沙弥様にビビってるところが内心あるのかなって思った」と明かす。「いつも冷静な顔をしていたサオリが言い間違えるほど動揺してるってことは、ある意味サオリの見えなかった部分を私が引き出したってこと。だからこそ両国では全てさらけ出したサオリと戦った上でこの1年間守ってきたベルトを防衛する」と意気込んだ。
年末に差しかかり、ヘイト以外のユニットが〝打倒ヘイト〟を掲げてきた様子を見てあきれた様子。「年末になってようやくベビーのヤツらが『私たちがスターダムだ』なんて聞き覚えのあるフレーズを言うようになったけど遅いよね。結局この1年スターダムを盛り上げてきたのはヘイト。今みんながベルトを持っててど真ん中にいる。だからこの1年間の集大成を見せるだけ」
同王座を防衛した先も団体最高峰王者として新年を迎え、来年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会へ突き進む。「来年も沙弥様の年になることは決まってるから、両国で防衛して赤いベルトを持ったまま東京ドームに立ってみせる」と不敵な笑みを浮かべた。













