米国WWEの〝明日の女帝〟アスカが、宿敵リア・リプリーから貴重な白星を挙げた。

 カイリ・セインとのコンビ「カブキ・ウォリアーズ」で、WWE女子タッグ王座を保持。来年1月5日(日本時間6日)のロウ(ニューヨーク市ブルックリン)では、抗争を続けるイヨ・スカイ&リアの挑戦を受ける。一方で同王座挑戦には他にも4チームが名乗りを上げており、アスカ&カイリは前回スマックダウンでナイア・ジャックス&ラッシュ・レジェンドに完敗を喫していた。

 22日(日本時間23日)のロウ(ミシガン州グランドラピッズ)では、アスカがリアと一騎打ち。先週のロウでアスカ&カイリは〝リヨ〟を襲撃し、カイリのインセインエルボーでイヨの腰を痛めつけた。この日、女帝のセコンドにはカイリが就いたものの、リアは負傷したイヨに待機を指示し、一人でリングに上がった。

リング下からリア・リプリー(左)の足を引っ張るカイリ・セイン(©AbemaTV, Inc.)
リング下からリア・リプリー(左)の足を引っ張るカイリ・セイン(©AbemaTV, Inc.)

 先週アスカに毒霧を浴びた怒りもあって、リアはゴングと同時にドロップキックを放って猛攻。アスカは場外バリケードに打ちつけられ、防戦一方となるが、カイリがエプロンのリアに突っかかり気をそらせて、女帝はエンプレス・インパクトをブチ込んだ。

 形勢逆転に成功し、得意のヒザ蹴りにサッカーボールキック連打。リアが反撃に転じると、アスカがレフェリーを引きつけ、その隙にカイリが場外からリアの足をすくった。すかさずアスカがドロップキックを叩き込んで不敵な笑みを浮かべた。場内から大ブーイングが上がると、カイリは場外でベルトを誇示してさらなるヒートを買った。

リアの危機に駆け付けるイヨ・スカイだったが…(©AbemaTV, Inc.)
リアの危機に駆け付けるイヨ・スカイだったが…(©AbemaTV, Inc.)

 リアが逆襲して試合は意地と意地がぶつかり合い、激しい技の応酬に「これぞ名勝負!」チャントも起きた。リアはリング内でスライディングキックを見舞い、エプロンを走ってキャノンボールでアスカに突進。続けてコーナーに上がったが、またもカイリがリアの足を引っ張り、不法介入した。

 ここで右腰に手をやイヨが登場。腰にテーピングをした逸女は、顔をしかめながらカイリに掌底アッパーを打つが、エプロンに立ったところで、カイリに足を払われて腰を激しく打ちつけた。

レフェリーの死角をつき、タイツをつかんでリアを丸め込んだアスカ(©AbemaTV, Inc.)
レフェリーの死角をつき、タイツをつかんでリアを丸め込んだアスカ(©AbemaTV, Inc.)

 イヨはエプロンでもん絶。心配したリアは盟友の状態を確認したが…。背を向けたスキを女帝は逃さない。背後からくるりと丸め込み、相手のタイツをつかんで3カウント奪取。してやったりのアスカはすぐに場外に脱出して、カイリとともに勝利を喜んだ。この日のロウを放送した「ABEMA」の日本語実況によると、アスカにとって対リア初勝利だという。

 1・5ロウ王座戦へ向けて貴重な勝利を飾った上に、挑戦者チームのイヨにも大ダメージを与えた。女帝と海賊王女のコンビは、やはり狡猾だ。