史上最速でのリーグ優勝を果たした阪神は17日から米ハワイでV旅行を満喫中。しかし2025年シーズンは12勝を挙げ、防御率1・55で最優秀防御率のタイトルを獲得した才木浩人投手(27)の姿はそこにはなかった。
リーグ制覇の余韻に浸るナインを横目に、右腕は黙々とトレーニングに打ち込んでいる。11月に出席したトークショーでは「やることが多すぎるので、時間が足りない」と本音を吐露。来季へのさらなる飛躍だけでなく、26年に開催されるWBC出場も見据えて自らを追い込む覚悟を示していた。
そんなストイックな右腕だが、シーズン中には意外なこだわりを明かしていた。「爪はめっちゃ大事ですね」。投手にとってボールをリリースする感触が球質や制球を左右するだけに、指先のケアには人一倍神経をとがらせている。
「取りあえず爪を乾燥させないことと、長さの調整は結構シビアです。自分はどっちかというと短い方がいい。自分から見て爪が(指先から)出てきてたり、投げた感触でちょっと爪に引っかかってるなって思ったらすぐ削ります」
普段は入念なセルフケアが中心だというが、「今年はキャンプのときからずっと爪の調子が悪くて。投げたら割れるみたいなのが続いたんで、1回ちゃんとケアしてもらいました」と、今年はプロの手を借りたこともあった。
さらに手入れは〝美容女子〟にも劣らない徹底ぶり。「爪用のオイルも塗ってます。乾燥が一番割れる原因なんで、根元からちゃんと塗っていい爪が生えてくるように。ちょっとでも乾燥してきたなと思ったらすぐ塗る。投球の感触を保つためにもそこはすごく大事にしてます」と美爪育成への意識の高さものぞかせていた。
リーグ制覇に大きく貢献しながらも、南国の地で心身を休めるのではなく自身のレベルアップを選択した虎の背番号35。来シーズン、さらには憧れの大舞台に向けて爪を研ぎ、再び最高の状態でマウンドに立つ準備を着々と進めている。












