【取材の裏側 現場ノート】女子ゴルフの渋野日向子(27=サントリー)が、先日の米ツアー「最終予選会」を突破して来季も同ツアーを主戦場とすることになった。

 この「最終予選会」を西村優菜(25=スターツ)、桜井心那(21=ニトリ)も通過。下部ツアーからの昇格組・原英莉花(26=NIPPON EXPRESSホールディングス)を含めると、来季の米ツアー日本勢は15人となった。史上最多となる今季の12人を更新した。

 まさに一大勢力。記者が2008~09年に米ツアーを現地取材した時は、宮里藍、上田桃子、大山志保が本格参戦していたが、現状を踏まえるともう隔世の感がある。

 来季も今季に引き続いて互いに刺激し合っていくことになるだろう。米ツアー3年目を終えた勝みなみ(27=明治安田)は「日本人選手が増えるとうれしい。一緒にご飯に行ったりする機会も増えると思うので、そこも楽しみにしながら切磋琢磨して頑張っていければ」と語っていた。

 かねて渋野も米ツアーにおける日本人選手の活躍に「自分も頑張らんといかん」と口にしている。今季は苦しんだが、最後の最後で〝職場〟を守ったのは、身近なライバルに負けたくない気持ちもあったはずだ。

 今季は西郷真央(24=島津製作所)の「シェブロン選手権」、山下美夢有(24=花王)の「AIG全英女子オープン」といったメジャー2勝を含め、日本人選手は米ツアーで計6勝を挙げた。

 来年はさらに増えていくのか。渋野の復活勝利をはじめ、今季はあと一歩届かなかった勝の米初勝利など、さまざまなドラマを期待したい。(運動部・森下 久)