もう3連覇確定!? 大谷翔平投手(31)らを擁するドジャースが今オフも大型補強を敢行し、さらなる戦力強化に成功した。一方、同地区のライバル球団はストーブリーグで苦戦続き。実力差は広がるばかりとなり、球団専門メディアが他の4球団に〝無条件降伏〟を迫る事態となっている。

「ドジャース王朝」は2026年も揺るがないかもしれない。ワールドシリーズ連覇を果たした大谷はファンに向けて「来年、もう一つの(優勝)リングを手に入れる準備はできています」と宣言。その言葉を後押しするように、フロントはMLB通算253セーブを誇る〝最強守護神〟ディアス(前メッツFA)を3年総額6900万ドル(約108億円)で獲得した。

 野手陣では来年9月に37歳となるフリーマンなど、主力の高齢化問題も抱えるが、実績も経験も全30球団で屈指のラインアップだ。泣きどころだったクローザーのポジションもディアスで埋まり、もはや非の打ちどころも見当たらない。

 サプライズ補強を受け、球団専門メディア「ドジャースウェイ」は14日(日本時間15日)に「ドジャースはナショナル・リーグ西地区を降伏させたかもしれない」「完全支配」と真の〝1強時代〟の到来を予感させた。

 その根拠としたのはディアス獲得だけではない。同地区のパドレス、ジャイアンツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズの苦戦ぶりだ。

 真っ先に触れたダイヤモンドバックスについてはエース右腕のバーンズが今年6月にトミー・ジョン手術を受け、来季中の復帰は絶望的。今季28本塁打、72打点だったマルテはトレードで放出される可能性があり、この日2年契約で合意した37歳の先発右腕・ケリーにも「どれほどの影響をもたらすか不透明」と疑問符をつけた。

 ドジャースを最も目の敵にするパドレスも散々だ。球団そのものが「約3億ドル(約465億円)」ともいわれる巨額の負債を抱え、補強にも暗い影を落としている。

 先発で今季8勝のシースはブルージェイズ、セーブ王となったスアレスはブレーブスと大型契約を結んで流出。さらにFAとなっている先発右腕のキングも争奪戦の真っただ中にある。同メディアは「キングも退団濃厚だ。トレード期限前後の駆け引きで育成システムは枯渇し、オーナー陣は権力闘争に巻き込まれ、財政難から球団売却も検討している」とまさに踏んだり蹴ったりだ。

 また、ジャイアンツには大砲のディバースやチャプマン、アダメズ、先発で15勝のウェブら高額年俸者もいるが「才能の面ではドジャースには遠く及ばない」とバッサリ。むしろ総年俸が高く「市場でトップクラスの選手を獲得できないという報道もある」と結論づけた。ちなみに、今季119敗の借金76で最下位だったロッキーズは分析すらされていない…。

 こうした状況を踏まえ、同メディアは「今問われているのは、ナ・リーグ西地区で再び軍拡競争が起きるのか、ドジャースに他球団が降参する運命を受け入れたのかということだ。答えは明らかだろう」と鼻高々。しかも「うわさは絶えず渦巻いており、ロサンゼルスが動きを終えたとは言い難い」とさらなる補強を示唆した。

 戦力的に圧倒したとしてもシーズンは長丁場。勝負事に〝絶対〟は存在しない。最高勝率を収めてもシ烈なポストシーズンが待ち受ける。「盛者必衰」との格言もあるだけに足をすくわれなければいいが――。