来年3月にWBCに向け、米国チームも出場選手の名前が揃ってきている。9日(日本時間10日)にフィリーズ残留が決まった本塁打王カイル・シュワバー(32)が出場を表明。オリオールズのガナー・ヘンダーソン(24)、ドジャースのウィル・スミス(30)、ブルワーズのブライス・トゥラン(25)も合わせて発表された。

 日本への雪辱を期するチームUSAは前回よりさらに戦力を増強させてきた。すでにヤンキースのMVP男、アーロン・ジャッジ(33)がキャプテンを務め、本塁打王のマリナーズ、カル・ローリー(28)、ロイヤルズのボビー・ウィット・ジュニア(25)、カブスのピート・クロウ=アームストロング(23)、ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル(25)、投手ではパイレーツのサイ・ヤング賞ポール・スキーンズ(23)、カブスのマシュー・ボイド(34)、レッドソックスのギャレット・ウィットロック(29)らが出場を表明している。

 前回大会で主軸を担ったエンゼルスのマイク・トラウト(34)は健康上の理由で回避が濃厚と見られ、ヤンキースのエース、マックス・フリード(31)も辞退を表明。候補に挙がっているサイ・ヤング左腕のタリック・スクーバル(29)も未確定の状況だ。

 ジャッジ、ローリー、シュワバー、スミスの攻撃の並びは脅威だが、現状では投手力増強の必要があり、デローザ監督はウインターミーティングで「どういうわけかアメリカでは最高の投手が出場しない。この状況を変えようとしている」とし、マイク・ヒルGMは「全員のシーズンを尊重するとともに健康で乗り切れるよう配慮した。トーナメントに向けて準備を進めているので投手力の強化に注力します。今後、数週間でロースターを確定させ、可能な限り厚さのある選手層を構築したい」とさらなる強化に務める考えを示している。

 米メディア「アルバット」は「スキーンズはローテの要となるだろうが、投手陣の層の厚さ不足は懸念材料となっている。投手というポジションは不安定なため、多くの選手は春季キャンプにチームに所属することを選ぶ。安定したトレーニング体制を維持し、ケガのリスクを回避すためだ。スキーンズを補うリリーフ投手も加わると予想される」と投手陣の整備を課題とした。