新日本プロレス9日福岡大会の「ワールドタッグリーグ」Bブロック最終公式戦で、棚橋弘至(49)、エル・ファンタズモ(39)組が成田蓮(28)、SANADA(37)組から3勝目を挙げた。
来年1月4日東京ドーム大会で引退試合( vs オカダ・カズチカ)を控える棚橋にとって、現役最後のリーグ戦。すでに4敗と敗退が決定しており、この日が泣いても笑ってもキャリア最後の公式戦となった。
その試合で意地を見せたのが、パートナーのファンタズモだった。2代目ディック東郷(SHO)、金丸義信の介入で苦戦を強いられるも、金丸のウイスキーミストをSANADAに誤爆させて脱出。さらに視界を奪われたSANADAの急所蹴りが金丸に誤爆した。
なおもピンチは続く。今度は2代目東郷に羽交い絞めにされ、成田の改造プッシュアップバー攻撃を狙われた。しかし、ここで棚橋が背後から2代目東郷にローブロー。混戦のスキにファンタズモがSANADAを首固めで丸め込み、3カウントを奪ってみせた。
棚橋は試合後のリング上でエアギターのセッションでファンタズモと勝利の喜びを分かち合った。ファンからの花束を手にバックステージに現れると「ELPとのタッグ、結果は出なかったけど、試合を通じてELPの気持ちは俺が一番よく分かったし」と、目に涙を浮かべながら振り返った。
さらにファンタズモに対して英語で「俺が引退した後も、ギターの演奏を続けてくれよ」と代名詞を〝継承〟。「この町(福岡県飯塚市)で試合するのは、キャリアで初めてだったんですよ。26年目になっても、まだ(試合を)やったことのない土地があるというのはいいことだし、これからそういう視点でも、日本の隅々まで新日本プロレスを届けますから」と社長としての決意も明かしていた。













