来季は2年目を迎える阪神・今朝丸裕喜投手(19)が地元凱旋&食育改革でブレークを狙う。

 昨年のドラフト2位で報徳学園から入団しプロ1年目は一軍登板なし。ウエスタン・リーグでは12試合に登板し5勝0敗、防御率4・24の成績を残した。来季は分厚い阪神投手陣の一角を担う右腕として期待を背負っている。

 神戸市東灘区の本庄中出身の右腕は6日に灘区のグラウンドで行われた地元不動産デベロッパー「イーアールシティーズ」(赤石博士副社長)が主催する野球教室に初参加。甲子園を沸かせた若手有望株として地元キッズが目を輝かせるなか、指導に臨んだ。会場には東灘区・灘区を中心とした神戸市内の少年野球5チーム、約140人が参加。全体メニューの締めには、少年代表3選手と今朝丸投手の〝真剣勝負〟も行われた。

「みんな明るくて、めちゃくちゃ騒いでいて(笑い)。自分もそのエネルギーをもらえてすごくよかったです」と照れくさそうに笑った今朝丸。一緒に指導に当たった阪神OBの加藤隆行、岡本浩二、山本翔也、横山雄哉の4氏からは食育の大切さも説かれた。

 加藤氏は神戸三宮に「神戸ビーフ焼肉・お加虎」に加え12月2日に新店舗「WAGYUの国」をオープンしたばかりの実業家。横山氏は尼崎・塚口で焼き肉店「虎のゆうや」を経営している。加藤、横山両氏は「しっかり食べることが体をつくる。プロもまずは毎日のご飯から」熱く語りかけ、子供たちに両店の無料券に加え、神戸市内の温浴施設「すずらんの湯」の無料招待券も配布した。

 地元・神戸が一体となり野球で汗を流し、焼き肉で栄養を補給し、体を癒やす三拍子そろったサポート。「OBの皆さんも本当に明るくて、自分もすごくやりやすかったし楽しかったです。ここでいっぱい元気をもらった分、来年は一軍のマウンドでしっかり投げて、勝利に貢献できるように頑張りたい」と、細身の今朝丸も改めてフィジカルの重要性を再確認するとともに、プロ初勝利宣言で教室を締めくくった。

 甲子園球児の若虎と街に根を張るOB、地元企業の三者がタッグを組んだこの野球教室から、未来の虎戦士が生まれてくるかもしれない。