ソフトバンク・野村勇内野手(29)が遊撃レギュラー獲りへ「20本塁打」を掲げた。7日に福岡県大野城市内で行われた野球教室に川瀬、本多コーチとともに参加し、約150人の中学生と交流した野村。2026年シーズンへ、目指すべき姿を口にした。

 勝負の年だ。プロ4年目の今季はケガ人が続出したこともあり、自己最多の126試合に出場。打率2割7分1厘、12本塁打、40打点、18盗塁の好成績を残し、11月には日本代表にも選出されるなどブレイクを果たした1年だった。来季について小久保監督は「2人で勝負させます」と、今宮との遊撃手争いを明言。昨オフは自主トレにも参加した先輩との競争が待ち構える。野村は「今まではそこのラインに立てていなかった。やっと勝負できるところまで来たか、という感じです」と気合を入れた。

 競争に勝つために必要なことは。野村がその答えの一つとして掲げたのが〝20発〟だった。「今宮さんもそうですし(今の)野球界で、どこで差別化できるかとなったら『長打、ホームランを打てる二遊間』と(いうところだと)思う」。今季パ・リーグで20本塁打以上を放ったのは4人のみ。二遊間の選手では両リーグを通じて一人もおらず「投高打低」の環境下で、持ち合わせたパンチ力をシーズン通して発揮できれば球団内、球界全体でも際立った存在感を放つことができる。

 今季、成績を伸ばせたひとつの要因は自らの型を作り出したこと。山川の助言からつかんだ「前さばき」は、来季以降も変えるつもりはない。「三振数を減らしたいからちょっと(ポイントを体に)寄せるとかはないですね。(三振は)減らしたいけど、そっちにいきすぎないように。長所をもっと伸ばして」と今のスタイルでブラッシュアップを図る。

「来年がかなり重要」という声は本人のみならず、周囲からも聞こえてくる。レギュラー獲りをかけた26年シーズンへ向かう。