今季プロ8年目で飛躍を遂げた2017年ドラフト1位の広島・中村奨成外野手(26)が5日に広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の3000万円でサインした。
昨季までは一軍に定着できず「背水のシーズン」だったものの、今季は104試合に出場して打率2割8分2厘、33打点とついにブレーク。前日4日には一般女性との結婚を発表しており「本当にどんな時も支えていただきましたし、どんな結果で家に帰っても、笑顔で温かいご飯を作って待ってくれている。妻には本当に感謝してます」と充実の表情を見せた。
今オフの広島は、この中村奨を含めて7選手が結婚を公表する〝マリッジラッシュ〟状態。選手を支える「内助の功」に注目が集まる一方で近年、カープの選手にはある傾向が見られる。それは公表するタイミングをあえて遅らせる〝出世後公表〟のスタイルだ。
昨年ならばプロ4年目で遊撃の定位置をつかんだ矢野雅哉内野手(26)、今年は中村奨、日本ハムから現役ドラフトで加入して24試合に登板した鈴木健矢投手(27)が該当する。例えば入籍や第1子誕生が前年オフだったとしてもすぐには公表せず、最低1シーズンは「独身」として振る舞い、ひそかな〝奮起材料〟として胸に秘めるケースが増えているという。
球団関係者も、この傾向には次のように理解を示す。
「もちろん、それまでも『結果を出さないと』というのは誰にでもありますが、伴侶ができると野手なら守備の失策や打席での凡退、投手なら登板結果と所帯を持った時点で、その結果は自分だけに跳ね返ってくるモノではなくなる。感覚的にはそんな感じで同じことをしたとしても、自分の受け取り方が変わっていくんじゃないですかね」
成績が安定したタイミングでの公表なら、妻となる側にとっても何よりの門出となる。活躍してから結婚を知らせる「出世完了後の幸せ発表」は、今後もカープの新たな風習として定着しそうだ。(金額は推定)












