米スポーツサイト「ブリーチャーリポート(BR)」は26日(日本時間27日)、ヤンキースがポスティングシステムでメジャー移籍を目指す西武の今井達也投手(27)争奪戦で「最も積極的な球団の一つになる可能性が高い」と報じた。

 BRは米スポーツサイト「アスレチック」が「ヤンキースは先発投手の市場全体を調査する中で、今井の獲得に真剣に取り組む見込みだ」と伝えたことに言及。「ちょうど2年前のオフ、ヤンキースは山本由伸の獲得に、オファーがわずかに及ばず失敗した」と当時を振り返った。

 ヤンキースは当時、山本に10年総額3億ドル(約429億円)、5年目終了後に契約破棄が可能な条件付き契約を提示したとされる。しかし、山本は12年総額3億2500万ドル(約465億円=合意当時)のドジャースを選択した。2年目の今季は12勝8敗、防御率2・49。ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で3位に入り、オールMLBファーストチームに初選出。ワールドシリーズ(WS)では3勝を挙げドジャースの連覇に貢献し、MVPに輝いている。

 BRは「ヤンキースは近年、FA市場で巨額投資を控えてきたが、今年は状況が変わる可能性がある」と指摘。ハル・スタインブレナー・オーナーが24日(同25日)のオンライン会見で今井の名前は出さなかったが米国内に多くの日本人ファンがいるとし、「彼らはヤンキースで日本選手が見たいだろう。これからも挑戦を続ける」と日本選手獲得を〝厳命〟したばかりだ。

 最後は「09年以来のWS制覇を待ち望むヤンキースファンにとって、今井の獲得に再び『わずかに及ばず』失敗する事態となれば、失望と焦燥感はさらに強まるだろう」と結んだ。