今オフ、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指している西武の今井達也投手(27)の発言が引き起こした波紋が25日(日本時間26日)も広がっている。特に今年のポストシーズンでドジャースに敗れたチームの地元メディアが沸いているのだ。

 今井は日本時間24日に「報道ステーション」(テレビ朝日系)に出演し、西武OBの松坂大輔氏(45)と対談。その中で大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)が所属するドジャースへの対抗心を明らかにした。

「(ドジャースは)倒したい」「ああいうチームに勝って、やっぱりワールドチャンピオンになることが自分の人生にとって一番価値がある」

 また、移籍先の条件に「(日本人がいたら)聞いたら何でも教えてくれるじゃないですか。それはあまり望んでなくて、サバイバル感を味わいたいんです。文化の違いに直面した時に、自分でどう乗り越えるかというのも楽しみの一つなんで」と日本選手が在籍しない球団を挙げた。

 ワールドシリーズ制覇まであと二死に迫りながら逆転負けしたブルージェイズの地元メディア「ジェイズ・ジャーナル」は「ブルージェイズは日本のセンセーションが望む要件の2つを満たした」と報じた。

「MLBでドジャースを倒したくないチームはどこにあるのか」「今井がチーム唯一の日本人選手になりたいという意向はブルージェイズが国際的な大物選手を獲得するための突破口になるかもしれない」と大歓迎だ。

 WSで再戦し、3度目の世界一に輝くためにも今井は最適だ。また、獲得出来れば2023年の大谷、24年の佐々木の争奪戦でドジャースに敗れた雪辱を晴らすことにもなる。

 ナ・リーグ地区シリーズで敗れたフィリーズの地元メディア「フィリーズ・ネーション」は過去去数年よりも大きく先発陣の補強の必要性を抱えているフィリーズにとって今井獲得は重要と指摘。しかし、「たとえ彼がフィリーズと契約しなくてもドジャースと契約しないのは注目に値する。彼はMLBでインパクトを残す選手になる可能性がある。彼がドジャースに所属していないのはベストだ」とライバルの戦力をそぐことになると指摘。間接的にプラスになると考えている。

 同時に「フィリーズがこれまで日本選手のFAで成功を収めてこなかったことが有利に働くかもしれない」と期待を込める。フィリーズに過去に在籍したのは田口壮と井口資仁の2人だけ。世界一に輝いた08年が最後だ。

 最後に「今回は全てがフィリーズに有利に働いているかもしれない。そうなれば今井の人柄を垣間見る限り、彼はすぐにフィラデルフィアで人気者になるだろう」とまとめた。

 今井の交渉期限は米東部時間来年1月2日午後5時(同3日午前7時)。日本選手獲得の〝大本命〟ドジャースの脱落で争奪戦は激化しそうだ。