新日本プロレスの後藤洋央紀(46)が、頼れる相棒と最強タッグの座を奪取へ――。「ワールドタッグリーグ(WTL)」が、いよいよ20日に後楽園ホールで開幕する。出場する後藤が17日に、福岡市中央区の九州スポーツ(東京スポーツ新聞社西部支社)を訪れ、目前に迫った一戦へ向けて並々ならぬ闘志を燃やした。

 11月2日のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)戦の5日前に、ヒザの半月板を負傷。その後は腫れも残っていたが「もう心配ないくらいに引いてきました」と患部に問題がないことを強調する。そして、開幕に向けてコンディションは「良くなってきてます」と力強く語った。

 今シリーズは長期にわたるタッグリーグ戦。Aグループの後藤は、YOSHI―HASHI(43)とのタッグ「毘沙門」でエントリーしている。「よっちゃん(YOSHI―HASHI)が調子良さそうだし、頼れるところは頼っていく。チームとしての仕上がりは良い」と語り、リーグ全体に向けた準備には手応えをのぞかせた。

 毘沙門の強みについては「やっぱり〝絆〟でしょうね」と即答。デビュー年は4年違うが、若手時代から長い時間をともに過ごしてきた。「ここまで長く組んでいるタッグは、今の新日本では他にいない。長い付き合いだからこそのチームワークがある」と胸を張った。

 お互いの関係性についても「昔は先輩後輩を意識していたけど、今はほとんどない。〝ごっちゃん〟〝よっちゃん〟と呼び合うことで対等になれた」と明かす。最初はタメ口に戸惑い、衝突しそうになったこともあったというが「そこを越えたから今がある。普通のタッグなら解散していたかもしれない部分が、俺らの強み」と深い信頼関係を熱弁した。

 今の新日本では、世代交代が進む側面もある。だが「新しい力が大事なのは分かる。でも育つまでは時間がかかる。そこまでは俺らの世代が、やらなきゃいけない部分が強い」ときっぱり。「若いもんには、まだまだ負けないですよ」とベテランの意地もメラメラと燃やして見せた。

 12月9日の福岡・飯塚市総合体育館大会を始め、九州で4試合が開催される。九州のファンについては「熱いイメージ。福岡も熊本も鹿児島も、どこも盛り上がりがすごい。背中を押される」と感謝。最後は「俺たちの世代がまだまだやるぞ! 壁として立ちはだかる姿を見てもらいたい」と来場を呼びかけた。