森保一監督率いる日本代表が、目標に掲げる来年の北中米W杯優勝へ向けて前進中だ。10月は史上初となる王国ブラジル撃破で進化を証明し、18日には年内最後の試合となる国際親善試合ボリビア戦(国立)を控える。いよいよW杯モードが高まる中で、元日本代表MF前園真聖氏(52=本紙評論家)は、優勝の目標達成へ4バックの重要性を力説した。
現在、森保ジャパンの布陣は3バックがメインとなっている。2022年カタールW杯1次リーグでドイツとスペインから金星を挙げたときも、先月のブラジル戦で史上初の勝利を飾ったときも、このフォーメーションだった。
森保監督は北中米W杯へ向けて、かつてメインだった4バックの併用を念頭に置いており、最近では9月の米国戦で後半からシステム変更で試した。だが機能したとは言えず、試合は0―2で完敗。回数は少ないとはいえ、4バックの精度向上は課題の一つ。2―0で勝利した14日のガーナ戦(豊田)も、3バックを採用していた。
本番まで約7か月となり、3バックを極めていく選択肢もありそうだが、前園氏はW杯制覇のためには4バックも必要との認識だ。「W杯でベスト8以上に行くと考えたときに、3バックは格上のチームと対戦するときはディフェンシブになり、5バックになります。押し込んでいる時間ですと、ウイングバック(WB)が高い位置を取れますけど、強いチームと戦うときに前からはめにいくというときには合わないんですよ」
続けて「前からはめにいくときは4バックというオプションを持っていないと、リスクがあります。3バックの場合、前からはめにいくときはWBは相当な運動量を求められますし、疲弊してしまいます。例えば、三笘薫選手をWBで先発させて前半守備に追われたら、後半攻撃に転じようとしてもすでに疲れていて、彼を生かせるのかということになると思います」と説明した。
また、4バックを使うメリットについて「相手によってシステムを変えていけるようなものを持っていないと、試合でうまくいかなかった場合、人を変えるだけではなかなか変わっていきません」。劣勢の流れを変えるという意味でも、有効というわけだ。
臨機応変さが求められる守備陣では、今回の代表メンバーであるDF菅原由勢(ブレーメン)や成長著しいDF鈴木淳之介(コペンハーゲン)らのさらなる活躍が期待され、負傷からの復帰が待たれるDF冨安健洋やDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)もキーマンとなりそう。森保ジャパンは高い次元で2つの布陣を使い分け、頂点にたどり着くことができるか。












