この超大物獲得にも、ドジャースが動こうとしている。2年連続のワールドシリーズ覇者が狙う次の標的は、死闘を演じたブルージェイズからFAとなった主軸のボー・ビシェット内野手(27)のようだ。だが、その争奪戦は始まる前から〝勝敗あり〟の様相を呈している感が漂う。米専門局「ESPN」や「NBCスポーツ」はブルージェイズが金銭面でのマネーゲームにもひるむことなく、全力でビシェット残留に動いていると報じている。
ブルージェイズの最高経営責任者(CEO)であるマーク・シャピロ氏(58)はワールドシリーズ敗退直後、「この失望を原動力に、必ずやカナダに優勝をもたらす」と宣言。すでにエース右腕シェーン・ビーバー投手(30)との再契約をまとめ、次なる焦点をビシェットに定めた。報道によれば、8年総額2億2400万ドル(約368億4000万円)規模の延長契約を提示しているという。
一方、米ベッティングサイト「FanDuel Sportsbook」は、ビシェットがブルージェイズに残留する確率を「約70%(オッズ―230)」と算出。ファンの期待も、数字もトロントに傾いている。
そして、最大の後押しは本人の言葉だ。複数メディアにビシェットは「最初からここにいたいと言ってきた。僕の居場所はトロントにある」と発言しており、この意思表示は金額以上に重い。
ドジャースやカブスが触手を伸ばす中、トロントは譲る気配を見せない。今季は打率3割1分1厘、18本塁打を放ち、ドジャースとのワールドシリーズ第7戦では先発マウンドに立っていた大谷翔平投手から3ランも放った〝カナダの顔〟について、前出の「NBCスポーツ」は「金よりも誇りを選ぶ、覚悟を決めつつあるようだ」と論じている。
ESPNも「ビシェットが残る姿勢を示せば、今オフのブルージェイズにとって〝最大の補強〟。世界一の頂点を再び狙える」と太鼓判を押している。大谷属するドジャースがどれほどの札束を積もうとも現段階では、トロントの「ブルー」が勝ち色になりそうな気配だ。











