国内でも数少ないラグビー競技場の一つ、パロマ瑞穂ラグビー場(名古屋市)のリニューアルお披露目会が5日に行われ、ジャパンラグビーリーグワンのトヨタヴェルブリッツHO彦坂圭克(34)、FB大藪洸太(24)、豊田自動織機シャトルズ愛知のWTB中野豪(28)、FBケレビ・ジョシュア(33)の4選手が参加。生まれ変わったホームに感嘆の声をあげた。

 観客席の改善に加え、選手ロッカーのフル改装や芝の全面張り替えなど、全面改修されたスタジアムは新品のよう。彦坂が「すごく観客席が変わって、いろいろなファンの方に楽しんでもらえる。早くここでプレーしたい」と話すと、大藪も「僕もここで熱い汗を流したりしてきたんですけど、これくらい綺麗だと汗を流しにくい。ハンカチ持ってこようかな」と笑った。

 チームで共同キャプテンを務める中野は「観客席からの近さがいいですね。観客との一体感が生まれる」とホームの歓声を期待する。パリ五輪7人制ラグビー日本代表のケレビ・ジョシュアも「ここで試合ができることが本当に楽しみ」など、4人ともプレーできる日が待ちきれない様子だった。

 当競技場は老朽化対策と来年名古屋で行われるアジア・アジアパラ競技大会に備え、約1年半、43億7000万円をかけて改修。「お客さんに快適な観戦環境を提供したい」(瑞穂公園管理事務所・山岡正宜広報担当)との思いから、スタンドのベンチシートを個別シートへ変更し、東西の芝生席も個別シートと立見席となった。車いす専用席も74席を用意。立見席を含む座席総数は約1万5000席から1万400席へと減ったが、快適性と臨場感はグンと増した。大型映像装置はフルハイビジョンへスペックアップ。4本の照明塔もLED化し1500ルクス以上の高照度を誇る。

 競技場としての使用開始日は11月15日で、ラグビー全国高校大会愛知県予選決勝が行われる。こけら落としは11月29日のイベント「RE・OPEN MIZUHO ラグビーフェスタ2025」。トヨタヴェルブリッツは来年2月7日の横浜キヤノンイーグルス戦、豊田自動織機シャトルズ愛知は12月13日の花園近鉄ライナーズ戦が当地初リーグ戦となる。またアジア大会では7人制ラグビーとサッカーの会場になる予定だ。