J1広島のMF中野就斗(25)が、自慢の肩でチームにタイトルをもたらした。
広島は1日のルヴァンカップ決勝(国立)で柏に3―1で勝利。そのうち2点は中野のロングスローから生まれた。まずは前半25分、DF荒木隼人の先制点となるヘッド弾をお膳立て。2―0の同アディショナルタイムには、FWジャーメイン良のゴールへとつながった。
中野は「タイトルを取ることができてよかった。自分が(広島の特別指定選手だった)大学4年のとき(2022年)にルヴァンを取ったけど、僕が(23年に)加入してからタイトルがなかったので自分自身、成長させてもらった恩返しができたと思う」と喜びを語った。
2月の富士フイルム・スーパーカップの神戸戦で超ロングスローを披露して話題になったが、4月から投げられない状況が続いていたという。中野は「今シーズン途中で(左)肩を痛めてしまってそこから飛距離が出なかったけど、この日のためにケアをしてきた」と明かした。
しっかり距離が出るようになったのは数週間前だった。「固まっている部分があって、しっかりほぐしながら、あとは強度を出すためにしっかりとトレーニングしたりした」。大一番のために肩も仕上げてきた。
強肩のルーツは「小さいころ野球選手を目指していた」。今後も投げられる状態であれば、大きな武器となるのは間違いない。「守備側としても精度があるので守りづらさがあるし、広島は中に強い選手がいるので脅威になるセットプレーだと思う」
世界的に有効だとの認識が高まっているロングスロー。中野はチームのために投げ続ける。













