ドジャース・大谷翔平投手(31)の歴史的大活躍に、世界の王も驚愕した。大谷は27日(日本時間28日)のブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第3戦に「1番・DH」で先発出場。3回にWS2号ソロを放つと、7回には貴重な同点弾となる3号ソロを叩き込んだ。初回に右二塁打、5回には左中間適時二塁打を放ち、この試合4打数4安打3打点、3得点、4敬遠を含む5四球と圧巻のパフォーマンスだった。

 大谷の奮闘が実を結ぶ形で、チームは延長18回にフリーマンのサヨナラ弾が飛び出し、6―5の劇的勝利。投手は先発・グラスノーから9人の継投で乗り切った。2日前に先発した山本が18回表にブルペン入りして投球練習を行うなど6時間39分の総力戦を制し、対戦成績を2勝1敗とした。

 漫画の主人公のような活躍と、球史に残る激闘。日本シリーズ第3戦(甲子園)前に海の向こうから届いたニュースに、ソフトバンク・王貞治球団会長(85)も大いに胸を高鳴らせた。なんと言っても獅子奮迅の活躍で勝利を呼び込んだ大谷への称賛は尽きなかった。2発を含む全9出塁。「本当にすごかったねー。相手も極端にあれだけやらないと、抑えられないと思ってやってんだろうけどね」。とりわけ勝負を避けられるシーンに着目し、大谷のすご味、貫禄を称賛した。

 2本のホームランについては「(1本目は)あれを切れないで入れるのが大したもんだよな。そして(2本目は)幅広く打てるからね、レフトまで。レフトに打つのは普通の左打者にとっては至難の技なんだけど、彼にとっては特別なことじゃないもんね」と絶賛。技術とパワーを兼ね備えた2発に、通算868本塁打の世界の王も感服の様子だった。