「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が23日に都内で行われ、大学ナンバーワンスラッガーとして注目された立石正広内野手(21=創価大)は3球団競合の末、阪神から1位指名を受けた。
広島・新井監督、日本ハム・新庄監督、そして藤川監督が抽選箱に手を入れる場面を緊張した面持ちで見守った立石は「こんなにもたくさんの球団が自分を指名してくださったことにすごく感謝していますし、率直に少し驚いています」と喜びをかみしめた。
大学通算15本塁打を誇る長打力だけでなく、打率も3割3分9厘で56打点。俊足を生かした守備や走塁も兼ね備え、走攻守の三拍子がそろった期待の逸材だ。
ドラフト前から大きな注目を集めた立石の練習量は、同大の野球部内で〝創価大イチ〟と評され、監督やコーチたちも「とても真面目。素直さが一番の子」と口をそろえる。また、どんなに脚光を浴びても態度を変えることはないという。
同大の関係者の一人は「雰囲気や表情含めて一切おごった態度を取らないですね。『こんなに野球がうまくて謙虚な人がいるんだ』というぐらい、ひたむきでとても優しい」と人柄に感銘を受けていた。
ただ、野球から離れると一変するそうだ。寮では登場曲にするほど好きなK―POPの曲を流して熱唱。休日に仲間たちと出掛けようとすれば、集合時間に遅れて来ることも日常茶飯事らしい。立石と苦楽をともにしてきた部員の一人は「そういうギャップはありますね。かわいらしいなと思いますよ」と笑顔で打ち明けた。
野球にはどこまでも真摯に取り組む一方、ちゃめっけもたっぷり。ジキルとハイドのような〝二面性〟を持ち合わせる黄金ルーキーはどんな成長を遂げるのか――。












