王国を沈める一撃に盟友の存在あり――。J1FC東京のDF室屋成(31)が、14日に行われた日本代表の国際親善試合ブラジル戦で勝利の原動力となったMF南野拓実(30=モナコ)との裏話を明かした。
FC東京は21日に小平市内で公開練習を行って調整。練習後、取材に応じた室屋は「今は特に攻撃でマルセロ(ヒアン)も(長倉)幹樹もいない中で、守備でより集中してやらないと勝ち点は転がってこないのが現状。特にそういったところ(守備)に、今は重きを置いてやらなければいけない」と堅守の重要性を強調した。
大きな刺激になる出来事もあった。森保ジャパンが初めてブラジルを撃破して世界に衝撃を与えたが、逆転劇の口火を切った南野はゼッセル熊取FCで育った盟友。「試合前日にホテルに会いに行き、その時にいろいろ話した」と大一番を前に激励に駆け付けていたことを明かした。
そうした充実の時間も後押しとなり、ブラジル戦で見事なゴールを決めて南野はヒーローに。室屋は試合後に「おめでとう」と祝福メッセージを送り、南野は「ありがとう」と感謝したという。「幼なじみなのでそこまで深い話はしていないが、いつも連絡を取り合っています」とお互いに盟友が自らを高める存在になっている。
「彼が今、代表でも(欧州)チャンピオンズリーグでプレーしていることも、やっぱり常に一番影響を受けている選手というか、一緒に切磋琢磨しているような感覚です」。FC東京は今季、天皇杯で12大会ぶりに4強へ進出。2011年度大会以来のタイトル獲得へ、今度は室屋が輝く番だ。












