球団史上初となるワールドシリーズ進出を目指したマリナーズが、20日(日本時間21日)に終戦を迎えた。
この日行われたブルージェイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦に3―4で逆転負け。会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)も果たせなかった夢にあと1勝届かず、目の前をすり抜けていった。
試合後のロッカールームではナインが肩を落としながら報道陣に応対したが、この日の5回から2番手で登板して2失点を喫したブライアン・ウー投手(25)に「FOXスポーツ」がカメラを向けている時だった。
どこからか「アァァァ~ッ!」という悲痛な叫びが響き渡り、思わずウーも視線を向けた。米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は「重い沈黙を切り裂く、悔しさに満ちた叫び声だった。その爆発的な感情は、整えられた言葉では表現し得ないものを捉えていた。ワールドシリーズ進出のチャンスを逃した本物の絶望感を」と伝えた。
また、扇の要の激務を担いながらリーグ1位となる60本塁打を記録したカル・ローリー捕手(28)は、この日もポストシーズン5号となるソロを放ったものの及ばなかった。こちらは目に涙を浮かべながら「失敗という言葉を使うことは嫌いだが、これは失敗だ。ワールドシリーズに進出し、優勝するつもりだった」と言葉を詰まらせた。
勝者の影に常に敗者がいる勝負の世界。同メディアは「成績や記録、栄誉は残るかもしれないが、クラブハウスに渦巻いた生の感情こそが最も強烈だった」と伝えていた。












