〝チョー配慮〟はチーム外にも――。今季限りで16年間のプロ生活にピリオドを打った巨人・長野久義外野手(40)の心配りに感謝の声が上がっている。

 14日に行われた引退会見には選手やスタッフら53人が駆けつけ、仲間たちから盛大に送り出された。笑顔が絶えない会見となったが、報道陣から「好きな言葉は何か」と問われると、思わぬ答えを口にしていた。数秒間考えた末、長野は「僕は何者でもなかった大学生の頃からミズノのスポーツメーカーの皆さんにサポートをしていただいていたんですけど、プロ野球に入っても16年間ずっとサポートしていただいて…」と言葉をつなぎ、最後は「好きな言葉は『ミズノ』です!」と言って会見場を笑いに包み込んだ。

 フレーズではなく、まさかの社名。長野はミズノ社と2013年からアンバサダー契約を結び、野球人生を陰から支えてもらってきた。この言葉に同社は大喜び。社員の一人は「長野さんの引退を嘆いている社員はとても多かったです」と明かしつつも「引退会見を見ている社員もたくさんいて…。すごく喜んでました。あまりそういうことはないので、(会見の)限られた時間の中で、そういうふうに言ってくださって本当にうれしかったです」と感銘を受けていた。

 今後、長野は大学院に進学し、スポーツマネジメントなどを学ぶ予定という。第2の人生を歩む背番号7。チーム関係者は「チョー(長野)さんは選手一人ひとりにかける言葉も違うし、細やかな気遣いができる。そういった面を生かして『サポートメンバー』としてチームに戻ってきてくれたら…」と願っている。