ドジャースが圧倒的な強さで2年連続のワールドシリーズ(WS)進出を決めた。シーズン中は浮き沈みも多かったが、10月のポストシーズンに入って投打ともに状態を上げ、9勝1敗という驚異的な戦績で王者の底力を見せた。
17日(日本時間18日)のブルワーズ戦では、大谷翔平投手(31)が〝リアル二刀流〟で新たな伝説も打ち立てた。投げては7回途中2安打無失点、10奪三振。打っては1試合3本塁打の超人的活躍で世界の度肝を抜いた。その大谷や山本、サイ・ヤング賞を3度獲得したスネル、ベッツやフリーマンといった実力者をメガ契約で次々とそろえ、巨大戦力がWS連覇に近づくにつれ、米国内では「悪の帝国」として再び激しい批判が巻き起こっている。
だが、そうした風潮や論調に米専門局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、18日(同19日)のポッドキャスト「Flippin’ Bats」で猛反論している。
「なぜ人々はドジャースに怒っているのか。スーパーチーム呼ばわりして。野球にとって悪いことだと言うのか? 言っておくが、問題はドジャースじゃない。問題は、選手を抱えているのに正当な報酬を払おうとしない他のチームたちだ」
大谷の契約は周知の通り、後払いも含めて10年総額7億ドル(約1015億円)という天文学的なものとなっている。一方でドジャースはそれだけの価値を見込み、惜しみなく資金を注入した企業努力ともいえる。
バーランダー氏は「ドジャースは収益の約75%をチーム運営に費やしている」とした上で「リーグの他球団のほとんどは30%台半ばだ」と〝怠慢〟を指摘し、こう強く訴えた。
「競争力のあるチームとして優勝を目指す姿勢を非難すべきではない。フリーマンはアトランタ(ブレーブス)の残留を望んでいた。ベッツはドジャースにトレードされた。大谷はエンゼルスに同様の条件を提示した。グラスノーとスネルはレイズから正当な報酬を得られなかった。ドジャースを責めるな。他球団を責めるべきだ」
もっとも、巨額な資金を投入しても大谷を上回る15年総額7億6500万ドル(約1147億円=当時)でソトが加入したメッツは、ポストシーズンに進めず敗退した。金がすべてではなさそうだが、ドジャースが勝ち進むほど批判の声は大きくなりそうだ。












