巨人・戸郷翔征投手(25)が17日にジャイアンツ球場を訪れ、波乱の1年を振り返った。

 今季は2年連続となる開幕投手を務めたものの、不調によって2度も二軍落ち。21試合に登板して8勝9敗、防御率4・14だった。エースの不振はチーム成績にも暗い影を落とし、阪神に独走優勝を許し、リーグ3位に終わった。

 下克上を目指して先発したDeNAとのCSファーストステージ第2戦(12日、横浜)では、味方の大量援護をあっという間に吐き出した。初回から5点をプレゼントされたが、直後のマウンドで佐野の2ラン、石上の3ランを食らってすぐさま同点に追いつかれた。戸郷は3回で降板し、チームは延長11回にサヨナラ負けを喫して終戦した。

 らしくない投球が多かったシーズンだったが、すでに気持ちを切り替えているようだ。戸郷は「今日もデータの人と話しましたけど、今年と昨年との違いを見つけたりとか、僕だけの意見じゃなく客観的な意見というのもすごく重要だと思うので。そこは今年は重点的に取り入れたいなと思います」と淡々とした表情で明かした。

 来季に向けてすでに動きだしている。「疲労回復がメインですし、肩、ヒジ。数年投げているんで。多少そこの疲労を取ることも重要でしょうし」。投げることばかりではなく、まずは疲れを抜くことも欠かせない。オフの自主トレに向けても「やりたいことはもう決まっているんで」と言い「データ班の人との話し合いも必要ですし、ここにいる期間は少ないですけど、有意義な話し合いができれば一番かなと思います」と話した。

 エースの復権なくして2年ぶりのV奪回は果たせない。今季の悔しさをバネに背番号20は輝きを取り戻せるのか。