スポーツトレーナー・永井正彦氏が実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回は辛い物を食べるとむせてしまうという方からのお悩みです。
【お悩み】辛い物や酸っぱい物を食べるとよくむせます。むせ予防ストレッチなんてありますか?(60代男性)
【アドバイス】首周りの筋肉を鍛えて、あっかんべーしながら発声練習!
【解説】奥さんが韓流ドラマに夢中なので、韓国料理を食べる機会が多いけど、毎回むせてしまうのでなんとかしたいという相談でした。
むせる要因は主に2つ。喉が直接刺激された場合と、喉周りの首の筋肉が落ちて飲み込む力が弱くなっていることです。一度むせ始めると、水を飲んだだけでもむせてしまうという男性は、明らかに首周りの筋肉が落ちていました。
加齢によって首周りの筋肉が落ちると、誤嚥性肺炎の危険性もあるので、男性には2つのトレーニング方法を伝えました。
まずは起床時にあおむけの状態のまま、後頭部をゆっくりグーッと枕に押しつける。次に横向きになって右側頭部と左側頭部を順にゆっくりと枕に押しつけ、最後にうつぶせになった状態でおでこをゆっくりと押しつける。そうすると首周りの筋肉をまんべんなく鍛えることができます。首の筋肉は繊細なので、最初は緩いと思うぐらいの力で行ってください。
2つ目は“あっかんべー”のベーと舌を出した状態で「あいうえお」と発声するトレーニングです。できる限り大きな声を出すことで、気管を大きく開くことができます。
コロナ禍以降、後鼻漏(こうびろう)といって鼻水がのどに流れ込み、痰が切れない状態となり、鼻声になっている方も多くいらっしゃいます。この傾向がある方もむせやすいので、対策としては片方の鼻を閉じて片方だけで鼻呼吸することを10回ずつ繰り返すと気道をしっかり確保できます。鼻呼吸がスムーズになると、風邪予防にもつながるでしょう。












