【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】スポーツトレーナー・永井正彦氏が実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回はクーラーが苦手という方のための“安眠法”です。

【お悩み】熱帯夜でもクーラーに頼らない快眠法はありますか?(70代男性)

【アドバイス】側頭部マッサージと微温浴で自律神経をリラックス!

【解説】クーラーが苦手だという男性は、熱帯夜でも扇風機でしのいでいるけれど、やはり寝つきが良くないと苦笑いしていました。

 エアコンが苦じゃない人ならタイマーを使用して深夜3時頃までつけておくと、以降は徐々に気温が下がってくるので就寝しやすくなります。

 この男性のようにクーラーが苦手な人に意識してほしいことは“頭寒足熱”です。

 男性にはタオルで包んだ保冷剤を首元に敷いて、足元はむき出しにせずにタオルケットの中に入れるよう伝えました。頭部は涼しく、足元は温かくすると血流が良くなって体内の自律神経が整うので、安眠しやすくなります。

 また熱帯夜による高温多湿が不快で眠れない人や、猛暑でたまった疲れが抜け切れずに眠れない人も、相対的に頭が硬くなっている傾向が見受けられます。

 頭が硬くなっていると自律神経をつかさどる交感神経と副交感神経のオンオフの切り替えがうまくいかないので、側頭部を手のひらで押し込むようにマッサージして緩めてください。そうすると自律神経が機能してくるので、就寝しやすくなります。

 そして夏場の入浴なら、微温浴がおすすめです。微温浴は、自分の体温より1、2度高い37~38度ぐらいのちょっとぬるめの温度に10分ほどつかると、副交感神経が優位になりリラックスできます。

 もしも熱めのお風呂が好きな方なら、シャワーだけは微温浴にするというように、温度に強弱をつけて使い分けるとリラックス効果が期待できます。シャワーだけなら熱めのシャワーと冷たいシャワーというように温度に強弱をつけて1、2分ずつ浴び、最後に冷たいシャワーを浴びると、比較的眠りに入りやすくなるでしょう。