新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)が、団体に緊急警告を発した11月2日岐阜大会では後藤洋央紀(46)とのV1戦が決定したが、他に挑戦者候補が現れなかったことに疑問符。同世代のライバル候補不在を嘆く一方で、同学年の2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(29)には、早くも熱視線を送った。
竹下は13日両国大会でザック・セイバーJr.を撃破し、悲願のIWGP世界王座を初挑戦で初戴冠。試合後のリング上では後藤から挑戦表明を受け、V1戦での激突が決定した。14日の一夜明け会見では、挑戦者の実力を認める一方で「一番保守的なのは後藤洋央紀だから。革命家を気取ってるだけだから」と上半期の新日本マットを盛り上げた「後藤革命」を一蹴した。
しかし、それ以上に竹下が疑問視するのが、3団体所属とはいえ〝外敵〟と目される新王者による「文句があるヤツは俺の前に来い」との呼びかけに、後藤しか反応しなかったことだ。
取材に対し「不満ではなく『それでいいの?』という疑問ですね。危機感がちょっと足りないなと。理不尽な理由をつけてでもいいから、誰か前に現れてほしかった」と問題提起。「僕に対して『地方巡業に出ない』どうこう言う人は、G1(クライマックス)に出なくて欠場明けの選手(後藤)が挑戦できるIWGPでいいのか、ということも言わないと筋が通ってないと思うんです。あの時出てこない人に、怒りをぶつけないといけないんじゃないかな」と持論を展開した。
世代交代が叫ばれて久しい新日本マットにおいて、G1に続いて最高峰王座を奪取した竹下は頭一つ抜け出したどころか独走態勢に入りつつある。にもかかわらず、同世代の選手からは反発の声が上がらない。
竹下は「僕が逆の立場だったら、絶対に嫌やもん。生え抜きじゃない選手が自分たちの世代で最初にIWGPを取るって、言葉で表せない感情になると思うんですよ」と分析。同世代のライバル候補不在に「それを待ってるんですよ、僕はずっと。DDTにいた時から。で、米国に行ったら米国にはいたっていうね。カイル・フレッチャーもそうだし、(ウィル)オスプレイも同世代だし、MJFもいますし。でも、これはちょっと寂しいことです」と本音を吐露した。
そんな中で、来年1月4日東京ドーム大会では同学年にあたるウルフが、EVILとのデビュー戦に臨む。竹下は「すごい意識しますよ。プロレスだけをやってきた僕にはない発信力もあるし、世間的な注目もあるし。試合は未知数ですけど、一つ言えることは、竹下 vs ウルフ・アロン、これはめちゃめちゃオモロくなります。ぜひやりたいし、楽しみにしててほしいですね。僕自身も楽しみなので」とニヤリ。規格外の新王者と超大物ルーキーのドリームマッチはいつ実現するのか、注目だ。












