ドジャースは8日(日本時間9日)、本拠地ロサンゼルスで行われた地区シリーズ第3戦でフィリーズに2―8で大敗。対戦成績は2勝1敗となり、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出は9日(同10日)以降に持ち越された。

 先発した山本は5回途中6安打3失点で降板となったものの、その後をバンダ、ドライヤーが無失点でつなぎ、6回終了時点で1―3の2点ビハインド。そして7回からデーブ・ロバーツ監督(53)が4番手としてマウンドに送ったのは、MLB通算223勝を誇り、今季限りで引退するクレイトン・カーショー投手(37)だった。

 レジェンド左腕は7回こそ無失点で抑えたものの、指揮官は8回も続投させることを選択。先頭打者のリアルミュートにソロを叩き込まれ、次打者のケプラーに四球を与えてもベンチは動かず、ターナーに2点適時打、シュワバーにこの日2発目となる2ランで一挙5失点…。打線も冷え込んだが、接戦から一気に一方的な展開に持ち込まれ、ドジャー・スタジアムのファンは続々と帰路に就いた。

 米スポーツ専門局「ESPN」のブレーク・ハリス記者は、自身のXでロバーツ監督の采配について「本当に信じられない。ブルペンには5人の投手がいる。5人だ。2点差の試合だ。攻撃陣が何もできていなくても2点差の試合だ。カーショーをマウンドに送るなんて本当にバカげた決断だ」と「Fワード」を連発しながら批判した。

 カーショーがポストシーズンでリリーフ登板したのは、2019年10月のナショナルズとの地区シリーズ第5戦以来。6年ぶりの役回りでイニングをまたがせた結果、炎上を招いて試合を決められた。もちろん勝負は紙一重だが、試合終了時には空席だらけとなった本拠地にはむなしさが漂っていた。