男子ゴルフの松山英樹(33=LEXUS)が、後進育成に尽力する理由とは――。
松山は今週、国内開催の米ツアー「ベイカレントクラシック」(9~12日、神奈川・横浜CC)で今季国内初参戦。7日の公式会見では「ZOZOチャンピオンシップが終わってしまったが、こうしてまた日本で試合ができることが嬉しい」と語り、調子については「いい感じだと思う」とコメントした。「ZOZO――」として行われた2021年以来となる国内での米ツアー勝利も期待できそうだ。
松山は今大会を迎えるにあたって、アマチュアを対象に今大会の出場権をかけた予選会を会場コースで行った。同日の会見で「自分自身がソニーオープンの予選に出させてもらった時からPGAのいろいろなことをまの当たりにして、ここで戦いたいという気持ちがより強くなった。日本のゴルフ場でこのようなことを経験できるのは素晴らしいことだと思うのでPGAツアーに相談したところ実現することができた。来年以降も今年は1日競技だったが2日間、3日間競技にできたらと思う」と規模を拡大させたい意向を示した。
9月22日の予選会時には「10年以上PGAツアーで戦っていて年下の選手がなかなか来れない状況が続いていたので早くこういう大会を開催したいと思っていた」と説明していた。
競技の第一人者が後進育成に力を入れることはよくあるが、松山の姿勢について、あるベテラン男子プロは「松山選手は今後の男子ゴルフ界に危機感を抱いているのでは。彼に続く活躍をしている日本人選手はPGA(ツアー)に出てきていない。このままでは、男子ゴルフ界は、この先厳しいことになるだろうから、そこらへんのことも考えているんじゃないか」と推測する。
現在、久常涼(SBSホールディングス)や金谷拓実(SOMPOひまわり生命保険)らが参戦しているが、松山に肩を並べるに至っていない。アジア勢初のマスターズ王者の試みから世界最高峰の舞台で活躍する日本人選手は現れるか。












