人気者はどこへ向かうのか? 女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)は、米ツアー「ロッテ選手権」(1~4日、ハワイ州)で予選落ち。ポイントランキングは104位に後退し、80位以内の来季シードはおろか100位以内の〝準シード〟も厳しい状況が続く。まだシード入りの可能性を残しているとはいえ、100位以内から陥落した場合の選択はいかに――。今後のルートを予測した。
アジアシリーズの道が絶たれた渋野は出場が100%ではないとはいえ、「アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン」(11月13日開幕、フロリダ州)で一発逆転を狙うしかなくなった。現時点ではシード圏内となるポイントランク80位の選手を抜くには、最低でも単独9位以上が必要な計算。83位で終えた2023年のように〝準シード〟圏内を狙うのが現実的だろう。
ただ中止になった試合を挟み、現在は4試合連続で予選落ち。11月の試合も振るわないか出場がかなわず、100位以内を確保できないこともあり得る。あるツアー関係者は、そのときの選択について「来年も米ツアーでやっていくつもりなら、最終予選会(12月)に回ることになるのでは」と指摘した。米ツアー本格参戦を目指して21年にも挑んだ舞台。このときは突破したが、今の調子のままではいくら実力者とはいえ脱落してもおかしくない。
ここで失敗したらひとまず米ツアー撤退ということになりそうだが、同関係者は「エプソンツアー(下部ツアー)からやり直す気があるかどうか…」と、もう一つの道を提示する。渋野は21年の米ツアー最終予選会に出場する前、同年9月に通過できなかった場合の下部ツアー参戦について「もしダメだったとしたら、それに出る選択肢はある。それぐらいの気持ちでやっている」と発言していた。
年数がたち考えが変化している可能性もあるが、同じ黄金世代で親交のある原英莉花(26=NIPPON EXPRESSホールディングス)は、今季参戦した下部ツアーの成績で来季の米ツアー出場資格を勝ち取った。それに刺激を受けて米国にしがみつくこともなきにしもあらずだろう。
一方、同関係者は「国内復帰を選ぶかもしれない」とも。100位以内が確保できなくなった段階や最終予選会を突破できなかったときなど、いずれかのタイミングでも決断は可能だ。19年の国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」優勝で複数年シードを確保しており、来季からでも権利を行使できる。
もちろん本人は望みがある限り、ダメだった場合を考えず100位以内確保へ集中するはずだが、目指すゴールへたどり着けるのか。今週は今季2戦目となる国内ツアー「スタンレーレディスホンダ」(10~12日、静岡・東名CC)へ参戦。3月以来となる母国でのプレーで、復調のきっかけをつかみたいところだが…。












