解党的出直しどころか先祖返り? 自民党の高市早苗新総裁が6日、党役員人事を固めた。
党運営を取り仕切る重要ポストの幹事長に麻生派の鈴木俊一総務会長。政調会長には総裁選に立候補した小林鷹之元経済安全保障担当相、総務会長に有村治子元女性活躍担当相、選対委員長に古屋圭司元国家公安委員長、幹事長代行に旧安倍派の萩生田光一元政調会長を起用する。
首相に就任した場合は茂木敏充前幹事長を外相、旧茂木派の木原稔前防衛相を官房長官に充てる。総裁選で争った小泉進次郎農相、林芳正官房長官も重要閣僚での起用を検討している。
総裁選では党内で唯一残る派閥の会長・麻生太郎最高顧問が事実上の高市支持の号令を出し、キングメーカーぶりを発揮した。麻生氏は副総裁、幹事長に麻生氏の義弟である鈴木氏と麻生カラーが色濃く出る形となった。
その麻生氏は早速、存在感を発揮。同日、国民民主党の榛葉賀津也幹事長と会談し、ガソリン税の暫定税率廃止、年収の壁引き下げを求める国民民主党との政策協議を視野に連携についての話があったとみられる。
「麻生さんは前回の総裁選後に最高顧問という名誉職に追いやられてしまったが、また主流派に戻ってきた。これだと麻生内閣だよ」(永田町関係者)。立憲民主党の野田佳彦代表も裏金関係議員の登用に「解党的出直しという精神からかけ離れている」と批判した。
10月には安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告の裁判が、高市氏の地元・奈良地裁で始まる。「山上被告の裁判が始まれば再び、自民党と旧統一教会との関係に注目が集まる。高市さんは裏金問題、旧統一教会の説明を求められることになるかもしれません」(政界関係者)
高市氏が進むのは、いばらの道か。












