新日本プロレス6日の後楽園ホール大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権は、挑戦者のDOUKI(33)がエル・デスペラードを撃破し、第99代王者に輝いた。今年の1月4日東京ドーム大会では、左ヒジ負傷により無念のレフェリーストップ負け。「偽物の王者」と呼んでいたデスペラードからベルトを奪回したDOUKIは、〝真の王〟として独善的すぎる公約を掲げた。
戦列復帰した6月に極悪軍「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」に加入したDOUKIが、無法ファイトでベルトを奪い返した。SHOの介入でヌメロ・ドスを脱出すると、鉄パイプ攻撃を浴びながらもイタリアンストレッチNo.32に捕獲。その状態のままSHOが鉄板攻撃を連発してデスペラードを完全KOに追い込むと、場外でダウンしていたレフェリーをリングに戻して試合をストップさせた。
自身もダメージが深かったDOUKIだが、大会後の取材では言いたい放題だ。「俺は負けてないのに、デスペラードは王者面をして勝手に防衛戦を8回もやっていた。完全に詐欺師のやることだよな。しかも頭の悪いファンはデスペラードが面白いと言ったものを面白いと勘違いし、つまらないと言ったものをつまらないとそのまま受け取ってしまう危機的状況だったわけだ」と前王者を一方的に非難。
「実際は、アイツが王者を名乗って立場を悪用していただけ。新日本プロレスのアホみたいなクソファンどもは、目を覚ましてください」と、どこかで聞いたことのある啓蒙発言を繰り出した。
さらにDOUKIは、仰々しく〝真の王〟としての使命感を燃やす。「まずはプロレスを分かったように勘違いしているファンどもは駆逐する。いかに自分たちが何も分かっていないか、俺たちにコントロールされているかを分からせてやる。それと同時に、そういうヤツらにヘラヘラこびを売っているレスラーも教育してやる。SNSやバックステージで、ファンに気に入られるようなコメントをしてるのはアホすぎるだろって」とバッサリ。ファン、レスラー双方の〝民度向上〟を公約にした。
デスペラードは約9か月で歴代2位タイとなるV8に成功していたが、DOUKIの方針は真逆だ。「弱いヤツらばかり捕まえて、防衛戦をやってた偽物のデスペラードと俺じゃ格が違うんだ。量より質だし、何なら〝年1〟で十分だと思ってる。SHOや(ディック)東郷のような一流のレスラーとだけ防衛戦をやっていくことが、ベルトの価値を上げることにつながっていくんじゃないか」と豪語した。IWGP王座の防衛期限は半年間と定められており、王者は期間内に防衛戦を行う義務があるのだが…。
ともあれ、SHOと保持するIWGPジュニアタッグと合わせジュニア2冠王者となったDOUKI。新日本マットに望まれざる暴君が誕生してしまった。












