フィギュアスケートのアイスダンスで2025年アジア大会銅メダルの西山真瑚(23=オリエンタルバイオ)が〝冬の祭典〟に並々ならぬ思いを抱いている。

 9月末に女子で18年グランプリ(GP)ファイナル覇者の紀平梨花(23=トヨタ自動車)とアイスダンスでカップルを結成すると公表。紀平は小学校の卒業文集に「オリンピックで優勝」と記すなど、かねて五輪への熱意を口にしてきたが、西山も五輪への気持ちは負けていない。

「五輪は自分がスケートを始めた時から目標にしていた。小さい頃は漠然としていたけど、クリケットクラブ(カナダ・トロント)で練習していた時に(男子で五輪2連覇の)羽生(結弦)君や周りの選手たちが五輪に行っている姿を見て、このスケーターたちの仲間入りをしたいと強く思った。18年平昌五輪くらいの時かな」

 その西山は昨季までは〝あずしん〟の愛称で田中梓沙と活動するも、7月にカップルを解消。関係者によると新たなパートナーを探す上で、ともにカナダを拠点とする紀平とトライアウトを重ねたという。

 右足首のケガと戦う紀平は全日本選手権(12月、東京)の予選会となる中部選手権(9月、愛知)を欠場し、シングルでの五輪出場の可能性が消滅。西山も五輪を目指すには新たなパートナーを見つける必要があった中で、再び夢舞台への挑戦権を得た。

 世間も注目する新カップルの愛称は〝りかしん〟。選考上は不利な状況下でも、チャンスがある限り懸命に歩みを進めていく。