ディズニー傘下の米ABCは22日、先週無期限で放送を打ち切ったばかりの米人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」を急転直下、23日からこれまで通りの時間に復活させることを発表した。だが、これで一件落着とはいかないようだ。
問題の発端は同番組司会者でコメディアンのジミー・キンメル(57)が15日放送のオープニングトークで、米保守派活動家チャーリー・カーク氏殺害事件をめぐり、トランプ支持者らを中傷する発言をしたことだった。この発言に視聴者から多くの批判を招き、事態を重くみたディズニーが放送中止を決定した。
ところが、この異例の措置に反発した米深夜番組の伝説的司会者デイヴィッド・レターマンら、多くのハリウッドスターらが「表現の自由の危機」を訴え、ディズニー傘下の動画配信サービスなどのボイコットを呼びかけた。それため、経営側は反ディズニー感情が広まることを恐れ、急きょ方向転換したものと関係者はみている。
この新たな決定により、同番組はこれまで通り、現地時間23日深夜から放送再開されるが、米ニュースサイト「TMZ」は、これで問題が解決したことにはならないという。
実は「ジミー・キンメル・ライブ!」はABC系列局で全米放送されているが、それらほとんどの地方局はシンクレア・ブロードキャスト・グループとネクスター・メディア・グループの2つのメディアグループが所有している。
そのシンクレアは22日、「ジミー・キンメル・ライブ!」に代わって23日から全く別の番組を放送すると発表し、同番組の復帰を拒否したのだ。ただし、同グループは「番組復帰の可能性を検討するため、ABCと協議を継続している」としている。











