多くを語ることはできなかった。陸上の世界選手権最終日(21日、東京・国立競技場)、男子400メートルリレー決勝が行われ、3大会ぶりのメダルを目指した日本は38秒35で6位。3走の桐生祥秀(日本生命)は「僕の責任」と顔をしかめた。
3走を担った桐生は走り出した瞬間に「ふくらはぎをつってしまった」。何とか4走の鵜沢飛羽(JAL)につなぐも、桐生のタイムは全チームの3走で最下位だった。3走のスペシャリストとしての活躍が期待されただけに「僕がちゃんと走っていれば、メダルにいけたと思う。その責任をどう挽回しようかはあまり思いつかない。どうすればいいかというのは、ちょっとわからない」と表情を曇らせた。
この日は雨は降りしきる中でのレース。スパイクは従来の厚底から薄底に変更した。「気温であったり、スパイクもカーブなので薄底に変えて、負荷の部分がちょっとだけ厚底と違ったのかな」と自己分析。具体的な状態については不明だという。
2016年リオデジャネイロ五輪での銀メダルなど、長きにわたりリレー侍で活躍。しかし、近年は大舞台でのメダルから遠ざかっている。復活に向けて「リレーでもう1回メンバーに選ばれて、しっかり3走で走ることをやらないといけない」としながらも「今終わったばかりの時に『次のリレーが』というのは何も思えない」。
自国開催でメダルを逃した責任を、誰よりも感じていた。












