実力不足を痛感だ。陸上の世界選手権最終日(21日、東京・国立競技場)、男子400メートルリレー決勝が行われ、3大会ぶりのメダルを目指した日本は38秒35で6位に終わり、不完全燃焼で終戦となった。

 無駄のないバトンパスで世界と戦ってきたリレー侍だが、4走の鵜沢飛羽(JAL)は厳しい口調で切り出した。「自力の差というか、やっぱりシンプルな速度、足の速さは必要」。ライバル勢は個人種目でも結果を残すも、日本勢は100、200メートルともに決勝進出者がゼロ。圧倒的な走力をバトンパスで覆すことはできなかった。

 昨夏のパリ五輪はリレーメンバーに選ばれなかった。それでも世界選手権は予選、決勝ともにアンカーの大役を任された。「自分の中では選んでもらえた点は目標を達成だったけど、それだけじゃ意味はない。やっぱり勝たない」。個人のパフォーマンスについても「今年は速さよりも強さを求めてやってきて、それはきっとわずかながら手にしたと思うけど、もう少し速くなれば、きっといつか届くんじゃないかなとは思うけど、やるだけやってみます」と肩を落とした。

 終盤には「帰ってすぐにスクワットとか(したい)。まじで悔しい。リベンジとか、そういうのはわからないけど」と語った鵜沢。世界で戦うために、まずは個人の力に磨きをかけていく。