新日本プロレス24日札幌大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードに挑戦するYOH(37)が、〝神超え〟から見据える2つの野望を明かした。なぜか唐突にデスペラードを「神」とあがめ始めたYOHは、ベルト奪取によって自身が新たな「神」になるという、なかなかぶっ飛んだ発想を披露。新日マットの奇才が描く青写真とは――。

 YOHは8月の有明大会でデスペラードからフォール勝ちを収め、王座挑戦を表明。今シリーズは開幕直後から王者を突如として「神様」と呼び、周囲を困惑させている。「やっぱり今のジュニアを象徴する存在で、いわば神様みたいな、僕からしたら。彼が鈴木軍時代からタッグでもシングルでも何回もやってて、厳しいことを言われたりもしたんだけど、今となってはその意味も分かるというか、あれって神のお告げだったんだなって。なので今回のテーマとしては、神を超えて僕が本当の神になるということですね」と、何だかどこかで聞いたことのあるような宣言を繰り出した。

 キャリア13年目のYOHは過去4回、同王座に挑戦しているが、いまだに戴冠歴はない。悲願のベルト取りへ「相手がデスぺラードというのも運命なのかなと。神超えして僕が新世界の神となります」と、こちらもどこかで聞いたことのあるような決意表明だ…。

 さらにYOHは、新世界の神となった後のプランも描いている。「棚橋弘至のファイナルロードで『神vs愛』をやりたいですね。まだ今年やってないので。もしも100キロ以下に減量してくれるのであれば、IWGPジュニアのベルトをかけてもいいですし」と、来年1月4日東京ドーム大会での引退を控えている棚橋と最後の一騎打ちを熱望。本気で棚橋が減量できると信じているのかは極めて怪しいが、2022年3月の日本武道館大会「NEW JAPAN CUP」1回戦で敗れて以来のシングル戦を実現させるつもりだ。

 そしてこのタイミングで王者になれば、かねて胸に秘めていた究極の野望も現実味を増してくる。「あとはやっぱり東京ドームで果たさないといけない約束があるので。そろそろなんじゃないかなと。僕が王者としてたどり着ければ、〝アイツ〟を指名できるのかなと」。あえて名前は出さなかったものの、YOHが年間最大興行での一騎打ちを約束した相手がいるとするならば、一人しかいない。

 キテレツな言動と、胸に秘めた熱い思い。札幌決戦で、YOHが新日本ジュニアの頂に立つ。