陸上の世界選手権3日目(15日)、東京・国立競技場発着で行われた男子マラソンで近藤亮太は(25=三菱重工)2時間10分53秒で日本勢トップの11位で終えた。

 スタートからゆったりとした展開となった中で、先頭集団で好位置をキープ。30キロ付近で集団から一度は離脱するが、再び先頭集団に追いついた。38キロ付近のペースアップには対応できずも、最後まで粘ってゴールに飛び込んだ。レース後には「やっと終わったなという達成感と、8位まであと少しだったなという悔しさと半々な気持ち」と心境を明かした。

 アフリカの安定しないペース配分や残暑などに苦しむ場面もあった。それでも「絶対ここにつかないとこの先の人生で悔いが残ると思った。何が何でもついてやろうと。声援に背中を押されて前の集団に追いついた」。入賞には届かずも、堂々たる走りでファンを盛り上げた。

 13日の女子マラソン小林香菜(大塚製薬)が7位入賞を果たした姿も背中を押す1つのきっかけとなった。「小林香菜さんのように1つでも上の順位をあきらめなければ(他の選手が)降りてくると思って走った。結果は誰も抜けずに1人抜かれて終わってしまったが、最後まで走り切ることができた」と振り返った。

 世界選手権で初めて日の丸を背負った25歳は「ロサンゼルス五輪を目指して、日本を引っ張っていけるような選手になりたい」と今後の目標も掲げた。