陸上の世界選手権2日目(14日、東京・国立競技場)、男子400メートル予選で2024年パリ五輪代表の中島佑気ジョセフ(富士通)が、満員の会場で圧巻の走りを披露した。

 予選2組に登場した中島は力強いストライドでスピードに乗り、2着でフィニッシュ。44秒44で駆け抜け、従来の日本記録を0秒33更新した。レース後には「自分のリズムや感覚を信じて、ラストに備えて一気に行こうというプランで行けた。会場の歓声や応援の声がずっと響いていて、ラスト100メートルもボルテージがすごく高くて、それに伴って僕のスピードも上がっていった」と声を弾ませた。

 同種目は東京で開催された1991年大会で7位入賞を果たした高野進以来、決勝の舞台に立った日本勢はいない。中島は「準決勝でいいレーンをとるためのステップにすぎない。準決勝でしっかり勝負することが今大会の目的であって、決勝に行くことが一番なので、そこに向けてもう一段階上げていきたい」と力を込めた。

 パリ五輪は無念の予選敗退。自国開催の一戦で悔しさを晴らすことはできるか。