ドジャースの大谷翔平投手(31)は7日(日本時間8日)の敵地オリオールズ戦で先頭打者弾を含む2本塁打を放ち、チームの連敗を5で止めたが、不安材料が浮き彫りになっている。
MLBネットワークの人気番組「MLBナウ」では、辛口司会者として知られるブライアン・ケニー氏が、ドジャースが米独立記念日の7月4日以降23勝32敗と大きく負け越していることを指摘。その象徴として7日の9回無死一、二塁でベッツが左翼フェンスを直撃した安打を本塁打と勘違いして走らず、一塁走者の大谷も三塁へ進まなかった場面を例に挙げ、「本来なら全力で走るべき。勢い=エッジが足りない」と語り、専門家らと議論を交わした。
メジャーで12年プレーしたショーン・ケイシー氏は「今のブルペンを見たら、ロバーツ監督は一体どこへ行けばいいんだ? 4番にマイケル・コンフォートが座るなんて、チャンピオン打線ではない。僕はドジャースが心配だ」と強調。
元ホワイトソックスGMのリック・ハーン氏は「心配はしているが、過度に恐れてはいない。ファンからは勢いを欠いていると聞くが、彼らは頭がよく才能も十分だ」と述べ、昨季のトレード期限で獲得したコペックらがポストシーズンで活躍したことを挙げ、今季もブルペンの立て直しに期待を寄せた。
一方、ジャーナリストのトム・ヴェルドゥッチ氏は「タナー・スコットはもう同じ投手ではない。今のドジャースはポストシーズン進出12チームの中で最も不安定なブルペンを抱えている。数字を見れば一目瞭然だ」と警鐘を鳴らした。
さらにケニー氏から「才能が高い選手が多いことが逆に必死さを欠く要因になっているのか?」と問われたハーン氏はこう指摘した。
「この業界にいる人間は皆、勝利への飽くなき渇望に突き動かされているんだ。狂気じみたほど勝ちたいから、この仕事を続けているんだ」
その上で「ただ、才能あるチームだと『勝って当たり前』と慢心してしまうこともある。それでもドジャースは才能が揃いすぎている。彼らを10月に軽視することはできない」と結んだ。空回りしているドジャースは万全の態勢でポストシーズンを迎えることはできるか。言うまでもなくキーマンは大谷だ。












